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月の横にいるのは骸骨 骸骨は月をガリガリとかじり、月は半分に砕け地球まで降り注ぐ そのかけらが彼の髪に散るんだろう 骸骨が月をかじるそんな夜は横断歩道を機関車が渡り続け日が昇るまでその車両は続く

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心が固くなっている。こういう時はなぜかごまかそうとしてヘラヘラしがちだ。そうするとさらに心が固くなる。 大きな惑星の横にぽつんとある衛星 それはまるで家への帰り道にある横断歩道のそばの電柱のよう 私に帰る道があると教えてくれる 固いからちょっと痛いけれど心をほぐす一枚一枚のヒダを剥がすよう…

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730 愛しい人

昨日は何時から寝ていたんだろう。 人とは違う光り方をして道に迷い辛いなら深海に生きるといいと思うよ たまに潜水艦に見つかってニュースになるくらいでしょう 神秘と謳われ美しいとされちょっと怖いとかも言われたりして唯一無二だといわれながらも、その光の謎は適度に解けてて とても居心地がいいだろうと思うよこれくらいじゃ自分の果実…

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