2218

開かない扉の前で立っている、私
開くのを待っているのではなく
今は、
その扉はどのような扉なのかを眺めたりしている、私



重たそうな、扉

雑な彫り物が施されていて
触ってみると
小さなささくれが指をシクシクさせる

余程へたっぴな人なんだな、とは思うけど
不快には感じない
多分、そのへたっぴさんには
本物の心があるから



私の背ほどの高さの、扉

扉の向こうは熱帯のようで

扉を通して温もりを感じる




今は、開かない
開けられない


後のお楽しみ。

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