雑記


階段はファスナーなんだ。

ここ数日間、私の頭の中では

そういうことになっている。



階段というファスナーを下ろして外して

つながっている世界をバラしてみると、

平坦な世界が立体感をもって

まるで さくらでんぶ のように

ホロホロでしっとりとするわけ。

人も皆、さくらでんぶ のように

フワフワと薄紅色になる。


階段というファスナーを下ろして

その中を覗いてみると

どこか特別な世界(仮)へのトンネルが続いていて


そのトンネルは

土管からコヨリの先っちょネジネジの大きさに狭まって、最後は蜘蛛の糸の細さにまでなるわけ。

人は皆、コヨリに吸い上げられ

どこか特別な世界(仮)とネリネリ混ざり合う。



私は、

この世界とファスナーの奥の世界まで

すべて一つののし餅状にし、

そして

この手の熱で練り上げた粘土の塊のような

指紋付きのあたらしい世界を作り

それを

神様の扉に叩きつけたい。



なんだか

そんなようなことばかり

想像してる。




想像の産物を

地下鉄の線路の中に落として

一つ一つ木っ端微塵にしてるんだよな。







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