雑記
階段はファスナーなんだ。
ここ数日間、私の頭の中では
そういうことになっている。
①
階段というファスナーを下ろして外して
つながっている世界をバラしてみると、
平坦な世界が立体感をもって
まるで さくらでんぶ のように
ホロホロでしっとりとするわけ。
人も皆、さくらでんぶ のように
フワフワと薄紅色になる。
②
階段というファスナーを下ろして
その中を覗いてみると
どこか特別な世界(仮)へのトンネルが続いていて
そのトンネルは
土管からコヨリの先っちょネジネジの大きさに狭まって、最後は蜘蛛の糸の細さにまでなるわけ。
人は皆、コヨリに吸い上げられ
どこか特別な世界(仮)とネリネリ混ざり合う。
私は、
この世界とファスナーの奥の世界まで
すべて一つののし餅状にし、
そして
この手の熱で練り上げた粘土の塊のような
指紋付きのあたらしい世界を作り
それを
神様の扉に叩きつけたい。
…
なんだか
そんなようなことばかり
想像してる。
想像の産物を
地下鉄の線路の中に落として
一つ一つ木っ端微塵にしてるんだよな。
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