2024年05月13日 ただそれくらい 私は群生する水苔に埋もれるようにしとっ、と座っている砂時計の砂が落ちる音が聞こえるくらい静かなのは、それを水苔が望んでいるから時間とは、白く粘度の高い液体美しい年輪の模様をした丸い玉が時折、空から落ちてくる液体はタポル、と音をたてて落ちてきた丸い玉を受け止めとても気怠そうにミルク冠を作る玉は沈んでいくんだろうが液体の底にたまっているのだろうか?そもそもこの液体に底があるのかさえ知らないけれど私はしとっ、と座ってるだけで見るものといえばただそれくらいで考えることといえば落ちた玉の行方のことくらい
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