この世界において…

秋という季節からうまれる波長の膨らみは
何かと何かの別れ、という事象の震えと同じである


アスファルトにこびりついた蝉の死体を
鬼の形相でこそぎ落とそうとする、
それって意味ある?
執着とはそういうものだなと
空を見て思う


空では、
ひときわ眩しい太陽の光に照らされた雲が
明度高く光る一方
その影もまた濃く明度低くあるという


それも、あるよね
みたいな
季節が、






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