過去から現在に向かって流れる
何らかの力が
自分が思い描く未来によって
ひん曲げられた

私の背中に感じられた「殺意」のようなものが
ある外的要因によって「好意」として定められた瞬間、
私はその「殺意」を発していた白い粒の存在に気づいた。

気づいた、
そこから
存在し始めた。


未来過去現在の紐が
メビウスの輪のように束ねられ
飛び交う粒によって守られた小さな箱に収納されるように


「私」の世界が、
白い粒に
収縮した。



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