疲労

小さな頃
2回死にかけたでしょう
おそらく私の魂は
ここにいたくなかったからでしょう

知っていたから
もうこの世界には、約束した存在は誰もいない、とわかっていたから


逃げたかったんでしょう
でも逃げられなかった


なぜ私は
ここに来た?
私の魂が決めたことなのに
私の後ろの首筋から伸びる管の先にある
私の衛星よ


この体を「生かして」
いままでそれなりに生きてきて
多少は
「今生きているのはボーナストラックだ」
くらいのことは
軽々と言えるようになったけれど


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